2009年1月18日アーカイブ
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2009年1月18日 17:41
バンカメ救済について思うこと
カテゴリー: 海外企業
先週金曜日の1月16日に、米政府はバンカメ(バンク・オブ・アメリカ)を
救済することを発表しました。
救済のためのおカネは、不良資産救済プログラム(TARP)から拠出されることも決まりました。
バンカメはすでに米政府から150億ドルの支援を受けていますが
(買収したメリルへの資本注入をあわせると250億ドル)
今回あらたに200億ドルの追加資本注入をうけることになりました。
また、バンカメの1180億ドルの不良資産から生じる可能性がある
損失について、政府が一部を肩代わりすることも決まりました。
具体的には、損失の最初の100億ドルをバンカメが負担、
次の100億ドルを政府が負担、それ以上損失が発生した場合には
その損失の10%だけバンカメが負担して90%を政府が負担します。
(すごい比率だ......)
昨年9月に、リーマン・ブラザーズが破綻したとき
同じく破綻の危機にさらされていたメリルリンチを救ったのが
バンカメでした。
しかし、メリルの損失が予想以上に大きかったことで
昨年12月の段階でバンカメは、
買収合意の取消が可能か弁護団に打診していたほか、
政府にも支援しないのであれば買収合意を取り消す姿勢を示していた、
とニュースでは報じられています。
とても素朴な疑問ですが、
普通、どこかの企業を買収するときは
その企業の財務状況などを徹底的に調べないものなのでしょうか。
"買おうと思っていたけど、やっぱり無理そうだからやーめた"
なんて、そんな簡単なものなのかしら。
買収合意後に、市場環境が激変したならまだわかりますが......。
バンカメは、昨年1月には
住宅ローン大手カントリーワイド・フィナンシャルを買収しています。
その際、株式で25億ドル支払ったそうですが
実際のところ、カントリーワイドの純資産額は1億ドルだったことを
のちに明らかにしているそうです。
これらのことだけで判断するのは安易だとは思いますが、
なんとなく「ザル」のような気がしてなりません。
金融危機のせいというよりは、
経営陣の判断ミスにより窮地に追い込まれた、
といった印象をうけますが、どうなのでしょうか。


