2008年12月14日アーカイブ
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2008年12月14日 17:53
自動車メーカー救済の今後
カテゴリー: 海外企業
米上院で、自動車大手救済法案の協議が決裂し
同法案が廃案になるやいなや、
すかさず政府が救いの手を差し伸べることを表明しました。
ビッグスリーの破たん回避に向けて、
不良資産救済プログラム(TARP)から
資金をあてることを表明したのです。
日本経済新聞によると、
政府・議会が想定している救済案は二段構えとみられ、
まず140億ドル規模の年越えの運転資金を融資、
さらに年明けに再開した議会で本格的な支援策を協議するのだとか。
ビッグスリー救済に消極的だったブッシュ大統領も
大幅な方針転換を迫られたようです。
ひょっとして、FRBも手を差し伸べたりして......
それはないかな。
(過去記事「ビッグスリー救済にバーナンキはNO?!」)
ちょっと名前が出てきませんが、
米国の女性政治家がビッグスリー救済の目的について
"jobs, jobs, jobs!"
といっていました。すべては雇用のため、ということですね。
個人的には、何度かブログにも書いているかもしれませんが
ビッグスリーはチャプター11を適用するべきなのではないかと思っています。
なぜなら、今回ビッグスリーがこのような羽目になったのは
金融危機の影響ももちろんありますが、それ以前に
民間企業としてより筋肉質な経営をするための努力を
いままで怠っていたことが原因だと思うからです。
仮にTARPを活用して越年できたとしても、
来年持ち直すことができるのかは疑問です。
消費者が潰れそうな会社の車をそもそも買うでしょうか。
それに、ビッグスリーを救済すれば
同じような他の民間企業も政府に支援を要請しかねません。
どうやって政府は線引きをするのでしょう。
GMは、2009年1-3月に
北米20工場で計25万台の大規模な減産に踏み切ると発表しました。
潰れないにしろ大幅なリストラ・人員削減は行われるわけです。
潰れた場合の失業者数と試算される400万人とまではいかないまでも
数十万人の雇用には影響が出てくるのは必至でしょう。
ここまできたら、どのみち一時的な痛みを伴うのですから
チャプター11を適用するのも仕方ないのでは、という気がします。
ただ、矛盾しているようですが
最近、自分がこのニュースを「対岸の火事」として
捉えているのかな......と考えてしまうときがときどきあります。
日本の自動車メーカーが数千人の非正規社員を削減するという
ニュースに対しては、ものすごく敏感に反応するのに、
400万人規模の失業者が街に溢れかえるかもしれない現実に対しては
それも已む無し、と思っている自分にひどく矛盾を感じるのです。
もし日本で、トヨタとホンダと日産が潰れたらどんなことになるのか......
日本のビッグスリーと言える企業が破綻し、関連企業含めた従業員が
すべて職を失ったら日本はどうなるのか......
そうやって身近なことに置き換えて考えると、
また違った光景が見えてくるわけで。
はたして、米ビッグスリーが今後どのような結末を迎えるのか、
しっかり見守っていきたいと思います。
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2008年12月14日 17:08
自動車救済法案廃案の日の流れ
カテゴリー: FX
先週金曜日は、凄まじい一日でしたね。
その日のことを忘れないうちに書きとめようと思いながらも
週末は家のことで手がいっぱい。
年末に向けて台所周りを掃除したり、年賀状を書いたりetc.
気づいたらもう日曜日の夕方です。
また明日から一週間仕事か......。
いまさらですが、自動車救済法案が廃案になった日のことを
今後のためにも書いておきたいと思います。
2008年12月12日。
その日の早朝にも記事に書きましたが
(過去記事「ビッグスリー救済法案の共和党修正案」)
米上院では共和党が自動車救済法案に対する修正案を提出し、
あとは民主党と共和党で協議がまとまるのかどうか、という段階でした。
午前11時前には、
「民主党と共和党の代表が自動車救済策の妥協案で暫定合意」
といった内容のヘッドラインがちらほら流れました。
これを好感して、やや円安が進行し
ドル/円相場は91.85円付近まで上昇し日中の高値つけました。
しかし、12時を過ぎたあたりから状況が一変。
それまでのヘッドラインとは打って変わって、
「自動車救済法案での合意はないだろう」
といった内容のニュースが出始めたのです。
私のいつもチェックしている情報ベンダーでは、
12時16分に「自動車救済法案でゴールに達せなかった」
というニュースが流れました。
その直後から、円は急騰。
たまたま自席でランチをとっていたので
ずっとチャートを見ていましたが、あっという間に
ドル円もクロス円も数円下がりました。
"一体どこまで行っちゃうの?"って思うくらい。
本当に果てしなく下がってしまうんじゃないかと思いました。
ドル円はあっというまに80円台へ。
(なんだかキウイ円のレートを見ているような錯覚に陥りますが......。)
ちょうどお昼休みだったこともあり、
日経平均株価も後場寄りから大幅に下げました。
その日のNY株式市場はどうなるのだろう、と心配しましたが
NY株式市場オープン前に、米政府が7000億ドル規模の
不良資産救済プログラム(TARP)の活用を検討、と発表したことで
その日のNY株式市場は結局反発となりました。
NY株式市場が堅調に推移したことを受けて、
日中急落したドル円、クロス円も急速に買戻しが入って
取引を終了しました。
さて、明日のMKTはどのような展開となるのでしょうか。
今年は「クリスマスで相場が動かない」というわけには
いかないかもしれないですね。


