2009年11月17日アーカイブ


    為替 遊朗

    2009年11月17日

    F1事情

    モータースポーツの最高峰、フォーミュラー1.昨年のリーマンショック以降の不況とエコブームがこの一大イベントにも大きな影を落としている事実は否めません。

     

    昨年のホンダ撤退に続き、トヨタも今期限りでの撤退を表明。タイヤ供給メーカーのブリヂストンも来期をもって撤退。海外ワークスチームではドイツのBMWも撤退です。フランスのルノーも正式な態度は表明していないものの微妙な状況。

     

    大手ワークスチームの撤退はドライバー達の来期のシート獲得争いをも混沌とさせています。ワールドチャンピオン経験者のアロンソが来期からフェラーリへの移籍が決定し、はじき出されたこれまた2007年チャンピオンのライコネン。BMWのクビサ、ハイドフェルド、トヨタのトゥルーリ、グロッグ。今期のチャンピオンチームであるブラウンGPもバリチェロが抜け、バトンとの交渉は難航。物凄いリシャッフルが起きています。

     

    そんな中、16日メルセデスがブラウンGPを買収すると発表。これまで提携してきたマクラーレンにエンジン供給は続けるものの提携関係は解消するそうです。これでバトン残留に望みが出たか?

    しかし、当のバトンは前日にマクラーレンを訪問。ハミルトンーライコネンコンビで確定との噂に割って入るなんて報道も。もう頭がウニになってしまいそうです。

     

    残念なのは、日本メーカーの相次ぐ撤退で、中島、小林といった若い日本人ドライバーにシートが回ってくる可能性が殆どなくなったこと。そしてスーパーアグリの撤退でレースから離れている佐藤琢磨はその名前さえも挙がってこなくなっている。  本当に残念です。

     

    そんな混沌とした中で、個人的に唯一明るい話題はかつての名門チーム、ロータスがF1界に戻ってくるということです。その昔、ブラックボディにゴールドのJPSマークで一世を風靡し、日本人初のF1ドライバーとなった中島悟が所属したロータスの復活。これだけが救いです。

     

    エコブームに逆行する自動車レースは今後も厳しい環境に立たされることでしょうが、願わくば電気自動車のレースにはならないで欲しいと思う今日この頃。