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為替 遊朗
2009年7月14日
カブロボファンド
先週の記事ですのでご存知の方も多いでしょう。
4種類のプログラムを組んだ人口知能によって運用するファンドをマネックス証券が開発し、先週の10日から募集を開始したというものです。
結構面白い試みだと思っています。記事にも「人間の心理的要因による機会損失を回避することが出来る」とされており、また1年間をかけて行ったシミュレーションにおいてもTOPIXを上回る運用成果を残したとされております。
確かに人間が運用していれば、プログラムが示した指示に対して迷う事もあるでしょうし、決断から実行までのタイムラグも出ます。そのことが結果的にチャンスを活かせない場面も当然出てきてしまうでしょう。そんな不作為をとにかく徹底的に排除しようというわけです。
良いことずくめのようかというと、少々疑問に思うことも幾つかあります。確かに1年間のシミュレーションの結果は良好だったようですが、それはあくまでシミュレーションでして、実際に市場の流動性をどれ程考慮されているのでしょうか。ファンドの規模が小さいうちはこのシステムでの投資行動にさほどの市場インパクトは無いでしょうが、ファンドが大きくなれば一つの売買による市場インパクトはシミュレーション通りには行かなくなってくるような気がします。
また、同じようなロボットファンドが増えますと、おそらくは殆ど同じタイミングでこれらのファンドが動き始めることにもなりますので、相場が一方向に動き易くなるということも考えられます。人工知能が決断するので、ある程度のファジーさも織り込まれているのでしょうが、織り込みすぎれば究極、人間の行動に収束してしまうのでは?なんて考えちゃったりもします。
なんにしても、このファンドが実際の市場に入ってきてどんなパフォーマンスを残してくれるのかはとても楽しみではあります。 皆さんはどうお考えでしょうか?


