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為替 遊朗
2009年2月24日
みずほ証券誤発注訴訟判決延期
日経にも出ていましたが、判決を延期し、6月に審理を再開するそうです。東証とみずほどちらに有利な展開となったのかは現段階では解りません。が、一つ言わせて貰います。
取り消し処理が機能しなかったことで拡大した損失はシステムを提供している取引所に問題がある。さらに、発行済み株式を遥かに上回る株式の売買注文が明らかにかけ離れた指値で発注されたにも関わらず取引停止の処置を怠った点でも取引所は善管注意義務に違反していたのではないか?
みずほ証券は発注処理自体の過失は認め、取り消し処理を開始するまでに発生した損失は今回の損害賠償額に盛り込んではいないそうです。この時点でみずほ証券側の過失減額は既に織り込んだ上で訴訟額が算定されており、みずほ側の過失との相殺という主張は当らないものと思います。
また、東証は取引所の規定にシステムトラブル等による損害の免責を謳っている点を主張しているようですが、これほどの重大なシステムリスクは信義則に反しているといえ、規定自体が無効と言えるのではないでしょうか。
個人的に、今回の判決延期、審議再開は、この世界的不況下で判決を下すことは、国内経済への影響が甚大であることから避けられたのではなかろうかと思います。みずほが敗訴すれば、その株価のみならず金融不安から下げ圧力の強い金融銘柄全体へネガティブな影響が出るでしょうし、一方東証が敗訴となれば、株式市場全体への影響、さらには本件での損失を受けて当該システム開発企業への損害賠償問題へと続くことは必至であり、この影響も甚大となることでしょう。
まあこれはあくまで個人的な推測ですけど、再開される審理とその判決には今後も注目していきたいと思います。


