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為替 遊朗
2009年1月13日
兜町の格言
「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる、子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」
干支と株式市況をあらわしたこんな格言が兜町にはあるそうです。本来昨年の子年は繁栄の年回りでしたが、過去最悪となりました。果たして今年はどうなるのでしょう。
リーマンショック、トヨタショックと世界全体に激震が走ったものの実体経済への本当の激震はこれからといわれています。昨年の株式市場の暴落から今年度末の決算予想が次々と下方修正されています。年末から社会問題化している派遣労働者切りといった雇用問題も始まりに過ぎず、大手企業の生産調整はさらに進んでいます。
週末にはアメリカのオバマ次期大統領が景気対策の経済効果を公表しました。年初はアメリカも日本も新政権への期待を先取りするように上昇したものの、次々と出てくる経済指標の予想を上回る悪化にしぼんでいます。やはり格言どおり丑つまずきとなるのでしょうか?
百年に一度の津波と言われるとおり、現在の景況感が本格的な回復を見るには相当の時間を要するでしょうし、過去の数値を発表する経済指標と実際に打たれる景気刺激策の効果にはかなりの時間差がありますから、年内の急激な改善は余程の奇跡でもないと難しいでしょう。
ただ、格言を信じるなら寅千里を走り、卯跳ねるわけで、各国の景気対策は次の2年間で実を挙げる事になります。期待先取りの上昇と実体経済悪化という現実による下落を繰り返す正につまずきながらの一年ということかも知れません。


