2008年10月アーカイブ


    為替 乱人

    2008年10月31日

    アキバ、アキバ、アキバ

    麻生さん、よくアキバに行くね。

     

     

    麻生さんがアキバへ行ったから ってわけではないですが、東京・秋葉原の有名なパソコンショップが30日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。負債総額110億円。

    この会社、創業は1947年(昭和22年)、その後、アップル社製のパソコン販売に乗り出し、アキバ初のパソコン専門店を出店したことでも知られていました。随分とお世話になったっけ…

     

    00年の売上高ピーク以降、ITバブルが崩壊。業績にも影響があったようで、その後は、同じアキバの有名電気店(デンキのことなら○○○○♪)との業務・資本提携、そしてネット通販などもあり、07年には売上高約320億円にまでなっていたそう。

     

    まあ、それでも資金繰りが逼迫するというのですから、今はどの業種・業態でも、明日は我が身かもしれませんね。

    建物は真っ黒だったのにね。。

     

    それにしても企業倒産が今週は相次ぎましたね。

    これで、お寿司も食べられなくなってしまい、遊園地にも遊びに行けなくなってしまい、パソコンも手に入らなくなってしまいました…

     

     

    で、この人は、お寿司の代りにカップ麺だったかな?

    あの、某証券会社の誤発注騒動で脚光を浴びたカリスマ・トレーダーさん。

    ついに、アキバ駅前の商用不動産を90億円で「大人買い! 」 もとい 「1棟買い!!」していたそう(某スポーツ紙)。

     

    なんでも、彼の資産総額は現在約200億円!!

    でも、最近じゃ、リートもファイナンス出来ずに、破綻してしまう時代。

    不動産投資も、難しいんでしょうけどね。


    為替 元

    2008年10月30日

    1等的中率はおよそ0.00002%

    「金融危機」とか「市場介入」とか、最近は小難しい話が多いので、ちょっと「コーヒー・ブレーク」的な話を。

     

    ・・・・・・昨日は「ある記念日」だったのだが、判ると言う方はどのぐらいいるだろう。

     

    実は、戦後間もない1945年の10月29日に政府が「第一回宝くじ」を発売した。復興資金を調達するためだったのだが、ともかく昨日はそんな「宝くじ記念日」なのだ。

     

    そのときというか、当時のことをワシは鮮明に覚えておる。
    値段は1枚10円で1等賞は10万円だった・・・ハズ。

     

    しかし、そんな宝くじ、最近はやや販売不振で落ち込んでいるそうだ。我が家でも誰も買わないなぁ・・・と思ったのだが、実は円さんがコッソリとたまに買っているのをワシは知っている(笑)。
    あれは遊朗に内緒なのだろうかね(笑)。

     

    なお、宝くじは夢を買うのだから、あまり野暮なことは言いたくないけれど、確率的にみた場合、宝くじの1等的中率ってどのぐらいだか知っていますか?


    いくつか計算方法があるが、一例を挙げるとある算出法では1等プラス前後賞が当たる可能性は「およそ0.00002%」とも言われている。
    ちなみに、これって飛行機事故で死ぬより低い確率だそうです(笑)。

     

    また、それを逆に考えると、仮に当たった場合の方が怖いようにも思うけど。それだけ低い確率の「幸運」を引き当ててしまったのだから、そのあと同じぐらいの低い確率の「不幸」を引き当ててしまう可能性もありそうに思う。


    為替 円

    2008年10月29日

    介入ってなに?

    ここのところの円急騰、そして一昨日のG7声明で

    俄かに市場の関心事となっている「介入」。

     

    昨日は、このコーナーでお父さんもとり上げていました。

    (10月28日付 今日のネタ 「介入警戒」)

     

    4年半前に(もうそんな過去の話になるんだ……)

    FX取引をされていた方、もしくはマーケットの世界に

    身をおいていらっしゃった方にとっては「介入」という言葉は

    馴染みのある言葉でしょう。

     

    でも、2004年3月以降に一度も介入が行われていないことを

    考えると、“そもそも介入って何?”と思っている方がいても

    不思議ではありません。

     

    以下、ウィキペディア(Wikipedia)で「市場介入」という言葉を

    検索した際の冒頭の説明です。

    ──────────────

    市場介入(しじょうかいにゅう、market intervention)とは、

    外国為替市場において中央銀行などが特定の政策目的をもって

    取引を行うことである。この場合、特定の政策目的とは自国通通貨

    の為替レートを維持、切り下げ、切り上げることにより起きる

    経済上の効果を指す。

    ──────────────

     

    もう少し平たく言うと、

    “これ以上、円高が進んだら日本経済に悪影響だ。

    よし、これ以上の円高を食い止めるために、ここでドル買い・円売りをしよう!”

    と、日本の当局が通貨の売買をする行為を介入と言います。

     

    上記の場合は、ドル買い・円売り介入ですね。

    なにも「介入=ドル買い・円売り」と決まっているわけではありませんが、

    これが日本の当局が行う介入では一般的です。

     

    よくニュースなどでは「日銀介入」という言葉を目にするかもしれませんが、

    実際は財務省が指示を出し、それを日銀が実行するという流れになっています。

     

    2003年、2004年には

    この介入がしょっちゅう行われていました。

     

    ここを売買チャンスにしていた投資家さんも多いことでしょう。

     

    私もこの時代を経験しているせいか、

    どうも昨日のG7声明を軽視できず、

    今日の午後にドル/円とクロス円が吹き上がった瞬間も

    介入かと勘違いしたくらいです。

     

    うーん、でも昨日の円安で

    しばらく介入の心配はなくなったかな?

     

    過去の介入額については財務省のHPで公開していますので

    チェックしてみるとおもしろいかもしれませんよ。

    財務省「外国為替平衡操作の実施状況


    為替 遊朗

    2008年10月28日

    介入警戒

    先週金曜日のドル円の急落に際しても介入はないとの見方が殆どでした。今年の3月には95円手前で介入の準備がなされていたとの報道もあったわけですが何故でしょう。

     

    皆さんおわかりとは思いますが、3月時点と今ではユーロの対ドル水準が天と地ほどに違うのです。さらに言うなら現在ドルに対して強い通貨は円のみという状況です。したがって協調介入は期待できず、介入するとしても単独となり効果が薄いというのが理由だったと思われます。

     

    週が明けると、実は先週RBAがAUD買いの市場介入をしていたことが明らかになりました。

    さらに、G7が緊急共同声明を発表。円相場の過度の変動への懸念を表明しました。これで俄かに市場介入への警戒感が膨れ上がりました。

     

    90円割れを介入水準とみる向きが増えています。では、ここがターニングポイントとなり円安方向に反転するかというと市場参加者は懐疑的のようです。

    それは、ここまでの一連の動きはポジション整理によるものであり、依然としてその整理は続いていると見ている参加者が多いからだそうです。

     

    今実際に介入に踏み切っても彼らの売り場を提供してしまうだけで相場の反転までには至らない。踏み出すならそれ相応の効果が無ければ当局の威信にも関わります。が、既に共同声明まで出した以上、あとはいつ実弾を投入するかタイミングの問題になったことは確かではないでしょうか。


    為替 元

    2008年10月27日

    金融危機と英首相

    先日発表した、第2回の為替川柳コンテストでワシは「為替元」賞に「りゅうじさん」の川柳を選んだ。

    非常にタイムリーな話題だったこと、着眼点の良さなどを高得点と考えたうえでの選考だ。


    そのりゅうじさんの川柳にあったように、世界的な金融危機に対する迅速な対応や決断力、指導力などが称賛され、低迷していた英国のブラウン首相の支持率が急上昇している。

     

    実際、今月19日付の英紙『インデペンデンド・オン・サンデー』は、最大野党・保守党の支持率40%に対し、ブラウン首相率いる与党・労働党の支持率が31%となり、9ポイント差と1ケタ台まで縮まったと報じている。
    ちなみに、今年4月以降は両党の差が10%以下になったことがなく、最大では20%ほど離されていたことを考えると、かなりの巻き戻しと言えるだろう。

     

    また、政権などに対しては厳しいコメントが多い『フィナンシャル・タイムズ』においても、「市場の冷え込みを終息させるためブラウン首相は果敢に対応した」などと絶賛されている。

     

    「人間(じんかん)万事塞翁が馬」--という言葉があるけれども、なにがチャンスに転じるか判りませんなぁ・・・。いやホントに。
    ブラウン首相は金融危機という絶体絶命のピンチを、ホントにうまくチャンスに変えたと思います。

     

    ただ、金融危機も完全に乗り越えたわけではないですからね。
    楽観視するには、まだ気が早いように思うけど・・・・・・。


    為替 乱人

    2008年10月24日

    ある調査から

    このところの株価急落でネット証券各社には、口座開設のための資料請求や問い合わせなどが普段の数倍もあるそうですね。

    「こんな株価水準なら、株式投資でもしてみようか」という人たちからなのでしょうか。

    どうか、落ちてくるナイフを素手で掴むようなことのないように…

     

    で、こちら。ネットはネットでも、インターネットバンキングについての調査結果なんですが(すべてのデータは楽天リサーチ 081024 「インターネットバンキングに関する調査」から引用)。

     

    これをみて、面白いと思ったのがインターネットバンキングといっても

    インターネット経由とモバイル経由では、いまだ随分と温度差があるんだってこと。

     

    ネットバンキングの利用経験があるとした人も

    パソコン経由での利用が68.2%の一方、

    携帯電話での利用経験は、15.6%。

     

    時間・場所に制限がないところが 「ウリ」のはずのモバイルバンキング。

    この先、こうした傾向に変化はあるのでしょうかね。

     

    そうそう、そのPCからのネットバンキング利用者も、実際の使用頻度は「月に2・3回程度」っていう割合が最も多くて30.5%だったそう。

     

    ネットと金融。融合する余地はまだあるようですけど…

     

    でも融合する前に、「お開き」にしてしまったケースもありましたね。

    以前、一部で騒がれたオフショア初の完全ネットバンキング。

    F-SHARP。確か、バンク・オブ・アイルランドの完全子会社でしたよね。

     

    もう随分と前のお話です。


    為替 元

    2008年10月23日

    「巨人優勝と株価暴落」

    ワシの息子にもかかわらず、なぜか遊朗はプロ野球の巨人ファン。
    おかしいなぁ~。阪神好きになるよう、小さいときから「英才教育」を施してきたはずなのに(笑)。

     

    ・・・・・・そんな遊朗に言ったら怒りそうな、分析が先日ある証券会社から発表された。
    それは、「巨人優勝年は株価暴落」などといった内容だ。

     

    ご存知のように、株価(日経平均)は今月16日に前日で1,000円を越える暴落(歴代2位の下落率)をたどっているが、分析によると前述を含む株価の下落ベスト10は、「すべて巨人がリーグ優勝した年に起こっている」--という。
    確かに、今年も大逆転で巨人がリーグを制覇しているな・・・。

     

    ともかく巨人ファンよ、これをいったいなんと弁明するのだ(笑)。

     

    ところが、これを知人の巨人ファンに振ったところ、思わぬ反撃が返ってきた。「抜け道」もあるらしい(笑)。

     

    その人間に言わせると、「それぐらい巨人は頻繁に毎年のように優勝している、というアカシ」であり、そのため調べてみると、「きっと暴落だけでなく、暴騰のベスト10も巨人が優勝した年ばかりだと思う」--との“楽観論”を指摘していた。

    つまり、分析は恣意的なものであり、片手落ちであるというわけだ。

     

    ???
    ワシは実際に調べていないし、調べる気もないが、どなたか詳しい方、それって本当でしょうかね?


    為替 円

    2008年10月22日

    フランスの昼食が変わった?!

    昨日、Bloomberg(ブルームバーグ)で面白いコラムを読みました。

     

    タイトルは、

    「変わるパリの昼食風景、小ぎれいなビストロよりもマック-消える美食家」

    というもの。

     

    10月21日(ブルームバーグ):パリでの昼食時間の風景。混雑したこのレストランにはチェック柄のテーブルクロスもなければ、カラフェ入り赤ワインもない。
    そう、ここはマクドナルドだからだ。物価上昇と消費者信頼感低下でフランス人は美食にかけるプライドをあっさり捨て、ビッグマックを愛してやまない人種になってしまった。結果、昔ながらのビストロは追い込まれ、今年1-6月期に3000軒のレストランが経営破たんした。フランス国立統計経済研究所(INSEE)によれば、前年同期を27%上回り、過去最悪のペースだという
    。(引用:Bloomberg)

     

    こんな文章で始まる。

     

    ファーストフード最大手のマクドナルドにとって、

    フランスはアメリカに次ぎ収入をもたらす国となったらしい。

    年内に29店舗を新規開店させるのだとか。

     

    この記事を読み、

    どこもランチ事情は同じなのね、と感じてしまった。

     

    いかに昼食を安く済ませるか──

    日本のお父さんたちにとっても、それって永遠の課題?!

     

    うちのだんなさんのブログのタイトルも

    そんなこと訴えていたっけ・・・。

    「飲み代稼ぐぞ!!小遣い3万円からの脱出日記~牛丼と立ち食いそばだけの昼食はもう嫌だ!」

     

    たまには、若い女の子誘ってイタリアンとか行ってもいいからね(笑)。

     

    参考:Bloombergコラム

    「変わるパリの昼食風景、小ぎれいなビストロよりもマック-消える美食家」

    (他の記事になっていたら、ごめんなさい!)


    為替 遊朗

    2008年10月21日

    ING公的資金受け入れ

    はっきり言っておじいちゃんに先越されてしまいました。

    (おじいちゃんの今日のネタ)

     

    私は小さい頃からF1が大好きでしたのでどうしても気になる。

    過日、イギリスのRBSが国の資本注入をうけて、実質国有化されたとの報道がありました。

    RBSはあの中嶋悟の子、一貴とK.ロズベルグの子、ニコがドライブする名門プライベートチーム、ウィリアムズのスポンサーであります。

     

    INGは日本グランプリでも勝った元王者フェルナンド・アロンソとこれまた二世ドライバー、ネルソン・ピケの子、ピケJr.がドライブするルノーのスポンサーです。

     

    両チームとも今年のボディーにはこの金融機関のロゴがデカデカとついていました。もし来年からスポンサーを降りるとなると物凄いイメージが変ってしまいます。特にプライベートチームのウィリアムズはマシンの開発にも大きな影響が出てしまいそうでとても心配です。

     

    誰か~~~~超お金持ちの人~~~。F1チームに愛の手を~~~!!!

     


    為替 元

    2008年10月20日

    金融危機の影響はスポーツの世界にも・・・

    今回の話は「切り口」こそ違えど、またまた続編的な話になる。

     

    ワシは今月6日の当コーナーで、「通貨高の影響はスポーツの世界にも・・・」という話を書いた
    その際には、タイトルのとおり、「通貨高の影響」がバスケットボールの世界に現れていることを取り上げた。

     

    それに対して今回は、「通貨高の影響」ではなく、「金融危機の影響」がスポーツの世界に現れていることをレポートしてみたいと思う。

     

    ・・・・・・先日の一部英紙はイギリスのサッカー、プレミアリーグの「ウエストハムが経営危機に陥る可能性がある」--などと報じた。何故なのか、記事によると、ウエストハムのオーナー(アイスランド人)が経営悪化でアイスランド政府の管理下に置かれた銀行と深くかかわりあっているため、その影響を被るとみられることが背景になっているようだ。

     

    また、イングランド・サッカー協会のトリーズマン会長はウエストハムのような中堅どころではなく、いわゆる「ビッグクラブ」についても、「破綻の可能性はありうる」などと発言している、とも報じられている。

     

    一方、そうしたこととは別に、金融危機の影響を受けて金融機関を中心にスポンサーの撤退も相次いでいる。サッカーもゴルフも野球も、スポンサー撤退のダメージを受けているが、比較にならないほどの悪影響をモロに食らっているスポーツ業界がある。

     

    それは、モータースポーツのF1であり、かつてのように「開発資金を湯水のように使えた時代」--は完全に遠い昔の世界になった、との声も専門家の間からは聞かれていた。

     

    ともかく、スポンサーの撤退により、娯楽としてのスポーツ事業も縮小せざるを得ないのかも知れない。そう考えると寂しいし、大変に残念でならない。


    為替 乱人

    2008年10月17日

    ホリエモンからの御宣託

    先週でしたか、あのホリエモンが、某WEBサイトの編集部からの取材(FXを中心にした)に応じたってことで、随分と注目されたようですね。

    もう、ご覧になった方が多いと思いますので、ここではちょっと気になったことだけを。

     

              スワップ狙いについて聞かれての回答。「なぜ、高金利になっているか考える必要がある・・・」

    確かにそうですね、サムライ債をいっぱい発行してしまって、デフォルトの可能性もあるような国の通貨はやはり色々と問題がありますよね。

     

             FX以外の投資先があるか聞かれて。「株式投資」

    なるほど、利回り考えたら、完全に買いでしょうね。

    そういえば、先輩から教えてもらいました、あるファンドマネージャー調査の証券レポートについて。

    そこでは、「日本株がもっとも割安」と判断している世界の投資家は、先月から10ポイントも増加してたみたい(10月調査)

    サブプライムの影響がもっとも軽微ってことなんだろうけど、世界的に景気後退したら・・・ね?

     

    ちなみに、この調査では、為替の見通しもあるんだそうですが、やはりというか、予想されていたのが、この先のユーロ安、そして円高でした。

     

    ・ 最後に日本の投資家のレベルを聞かれて。「アクティブトレーダーたちはかなりレベルが高い」

    そうなんでしょうかね。あまり、根拠がないようにも思えますけど。

     

    で、締めくくりは、「レベルが高いからって儲かるわけじゃない!」

     

    そうですか。それじゃ、この高さは、何のレベル? 

    それが一番気になりました。

     


    為替 元

    2008年10月16日

    値上げラッシュに「一筋の光」

    一般紙の紙上やテレビニュース、当コーナーもおいても値上げに関する話題は事欠かない。我が家の家計を握る円さんもそうだが、世の主婦の方たちはホントに大変だと思う。

     

    さて、そんななか値上げという時代に逆行、敢然と立ち向かう先も一部からジワリと観測され始めている。

     

    そのなかのひとつは旅行業界か。
    先日報じられたところによると、ジャルパックと阪急交通社は11月以降の出発分で欧州向け商品の値下げに踏み切ったという。前年同期より1-2割安いパックツアーもあるとされ、燃料サーチャージを加えても旅行代金は例年並みになる予定だ。

     

    一方、ワイン最大手のメルシャンはフランスなどからの輸入ワインの価格引き下げを示唆しており、こちらも家計の負担をいくらかでも軽減させることになろう。

     

    なぜこうした措置、つまりは値下げが出来るのかというと、企業努力ということも無視できないだろうが、やはり最近の為替相場における「ユーロ安・円高」の影響がもっとも大きい。
    実際、ご存知のようにユーロは今年8月以降、対円で20%を超える下げを記録している。
    それを受けて、支払う輸入代金の目減りが企業収益に貢献、果てはジワリとわれわれ消費者に還元されているというわけだ。

     

    うがった見方かも知れないが、一般的に円高というと「悪」というイメージが強いように思う。確かに自動車や電機メーカーなど輸出企業にとっては歓迎されることではない。
    しかし、原油やガスなどのほか製紙、食料品など生活により密着した分野では円高はむしろ「善」になることが少なくない。

     

    ともかく、値上げラッシュのなかに見えた「一筋の光明」--欧米の金融危機を受けた「円高メリット」を取り敢えずしっかりと享受しておきたいものだ。


    為替 円

    2008年10月15日

    ビッグスリー再編の動き

    ビッグスリーに再編の動きが見られています。

     

    フォード・モーターが保有するマツダ株の売却を検討していることが判明。

    そして、GMがクライスラーの買収に向けて交渉に入ったと報じられています。

     

    3社とも、ガソリン高に加え金融危機を背景に北米での販売が低迷。

    米政府がビッグスリーへの低利融資を決めた後も、

    資金繰りに困り窮地に立たされているといいます。

     

    フォードは、現在、マツダ株の33.4%を保有。

    そのうち約20%を売却して経営再建に必要な資金を確保する考えだそうです。

     

    フォードは、1996年のバブル期に、経営不振に陥ったマツダに対して

    523億円を追加出資すると同時に経営トップを送り込みました。

    その後、フォードが手がけた低燃費の新型車があたりマツダの業績は回復。

    同社の経営建て直しは、フォードなくしては語れません。

     

    しかし皮肉なことに、今度は逆にフォード本体の経営が悪化。

    今回の金融危機で、以前助けたマツダに助けてもらう格好になりそうです。

     

    GMとクライスラーの行方もどうなることやら・・・。

     

    金融危機が製造業のほうにも飛び火するとなると

    いよいよ今後のアメリカのファンダメンタルズが心配になってきます。

     


    為替 元

    2008年10月14日

    女性の時代

    我が家の円さんもバリバリのキャリアウーマンとして仕事に頑張っているが、世間一般的にみても「女性の時代」になりつつあるかも知れない。

     

    ワシが強くそう感じたのは、今年8月に実施された北京オリンピック。
    よくよく考えると男性陣も水泳の北島康介くんやフェンシングの太田雄貴くんをはじめ、頑張った選手は決して少なくなかったのだが、史上初のベスト4に進出した女子サッカー「なでしこジャパン」やバドミントンの「スエマエ」コンビ、あるいは女子ソフトボール、五連の連覇を達成した谷本歩実さんをはじめとする女性柔道陣--などの活躍が鮮明でインパクトは強烈だった。

     

    さて、そんななか日本の財務省が先日発表したところによると、来年4月1日付で入省する国家公務員Ⅰ種(いわゆる「キャリア職」)の採用内定者17人のうち、女性が4人で旧大蔵省時代も含めて過去最多となったことが明らかになった。

     

    全体のわずか25%ほどと、まだ「男性優位」であることには変わりないが、ある意味で男性社会の象徴であるキャリア職において女性の進出が増えていることは素直に喜びたい。
    きっと、様々な「誘惑」は多いと思いだろうがそれに負けず、日本を良くするため4人の女性(だけではないけど)には、是非とも頑張っていただきたいと思う。

     

    なお、最後に若干の余談をいえば、財務省入省のキャリア職、出身大学別にみるとかつて9割以上を誇っていた比率こそ下がっているが、東大が13人でもっとも多い(約76%)。
    そういう意味では、旧態依然の状況がいまだ継続されている・・・。


    為替 元

    2008年10月13日

    値上げラッシュ、家庭の「防衛策」とは?

    マーケットが大荒れですが、「敢えて」マーケットとは関係のない話を・・・。

     

    ――――――
    先日(9月24日付)、当コーナーで円さんが「弁当箱が売れている!」--という話を紹介した
    今日はその「続編」とも言える内容になる。

     

    内閣府が今年8月に実施した全国の国民生活モニター調査によると、食料品や燃料価格などの値上げラッシュが家計に与える影響について、99%が「なんらかの影響を受けている」と答えた。

     

    一方、興味深いのはそうした値上げに対する対策で、67%もの家計で「外食を減らす」との回答となっている。
    また、それ以外でも「ガソリンなど自動車維持費」で支出を抑えるとした家庭が5割を超えているほか、「菓子」「国内旅行」「衣料・靴」--などの支出も抑える傾向にあるようだ。内閣府調査では、それぞれ40%以上の先で支出を抑えると回答している。

     

    そうした反面で、「教育費」の支出を抑えるとの回答はアンケート全20項目のなかで最低となっており、わずか3.5%に過ぎない。
    短絡的に考えると、やはりそこは抑える支出ではないのだな・・・と捉えられるが、一方でワシが以前に紹介した(9月11日付)「教育支出、日本は最低」という調査結果もある。

     

    もちろん、これは調査先や対象などが異なるため、一概には言えないけれども、敢えて整合性を取ろうとすれば「日本の教育費はすでに削減できないところまで削られている」--ということなのかも知れない。


    為替 乱人

    2008年10月10日

    この度、ロシアから…

    前略

     

    IMF(国際通貨基金)さま

    ならびに欧米先進諸国当局さま

     

     

    この度、我がアイスランド共和国政府は、混乱する金融市場を建て直すべく、ロシアさまから緊急融資、40億ユーロを受けることと相成りました。

     

    曲がりなりにも、OECD(経済協力開発機構)加盟国である我が共和国が、WTO(世界貿易機関)にも未だ加盟していない、所謂「エマージング諸国」の一国であるロシアさまから、融資をしていただくなどということは、「如何なものか(某先進国?首相風)」とは存じましたものの、如何せん、この2週間あまりという極めて短期間に、S&Pからは4ノッチもの格下げを喰らってしまいました(長期ソブリン格付け、A+→A-→BBB)。

     

    S&Pだけではありません。我が国への「格下げ」の動きは容赦ありません。

     

     

    その上、「共和国内の預金を保護し、3大銀行を支援する!」とはぶち上げてみたものの、本気になるにも、財政負担は、とてもとても大きいのです。

     

     

    そんな訳で、藁にも縋る思いで、今回、ロシアさまから緊急に融資をしていただくこととなったのでございます。

     

     

    おもえば、随分な仕打ちではございませんか?

    通貨安定のためとの思いから、我が通貨、クローナをユーロへペッグしてはみたものの、それも失敗…

     

    あっ、そうそう、そういえば、前述の某先進国では、個人投資家の皆様に随分とご好評頂いていたと伺っております、ISKJPYの取引ができないような事態をも招いてしまったようですね。ほんとに、申し訳ありません。

     

     

     

    さて、これから、我が共和国は、どうなっていくのでございましょうか?

     

    IMFさま、ならびに欧米先進諸国当局者さま!

    教えてくださいませんか?

     

    (えっ?こっちが聞きたいくらいだって? そうでしょう。そうでしょう。今はみなさん、大変でしょうね。)

     

     

     

    でも、それなら、どうして、ロシアさまは、我々にこんなにも大きな額の融資をしてくださったんでしょうか??

     

     

     

    あ、長くなりました。

     

     

    それでは、またお目にかかるまで。ごきげんよう。

     

     

     

    ヒソヒソ… 

     

    えっ? また格下げってか!? えっ? 2400?? カウプシング銀行に、そんなスプレッドが!?

     

    なんということだ! 同行は我が国最大手の銀行ぞ!

    まずは、そのスプレッド、某社程度まで、なんとか縮小させい!!

     


    為替 円

    2008年10月 9日

    協調利下げ

    昨夜、欧米6カ国が協調利下げを行いました。

     

    各国中央銀行の引き下げ幅はご覧のとおり。


                政策金利の引き下げ           変化幅
     FRB        2.00%  ──>1.50%     ‐0.50%
     ECB        4.25%  ──>3.75%     ‐0.50%
     スイス国立銀行    3.00%(実績値)──>2.50%      ‐0.50%
     イングランド銀行   5.00%  ──>4.50%     ‐0.50%
     カナダ銀行      3.00%  ──>2.50%     ‐0.50%
     スウェーデン中央銀行 4.75%  ──>4.25%     ‐0.50%

     

    主要国は、軒並み0.50%の利下げに踏み切ったわけです。

     

    先日、豪準備銀行が1.00%の利下げを行い、

    その瞬間は株式市場がそれを好感し円売りが一時的に進行しました。

     

    ところが、今回、各国がそろって利下げしたにもかかわらず

    株式市場は下落。円が売りなおされることもありませんでした。

    ※<ダウ工業株30種、6日続落=9258.10(‐189.01)>

     

    打つ手、打つ手、すべてが空振りに終わっている印象です。

    ここから株式市場が反発するためには、いったいどんな材料が必要というのでしょう。

     

    各国の金融当局者も頭を悩ませているのではないでしょうか。


    為替 元

    2008年10月 8日

    大学入学「初期費用」、自宅・国立大でも100万円以上

    全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学の受験料や入学金、半期分の授業料など入学時にかかる「初期費用」は、自宅から通う国立大生で平均108万6,700円となり、100万円の大台を突破したことが明らかになった。

     

    それに対して、下宿する私大生の初期費用は213万7,600円となっており、自宅・国立大生の実に2倍近い。
    さらにいえば、私大の中でも医学部・歯学部に限定(かつ下宿)すると、初期費用は318万700円で300万円の大台を超えている。

     

    いやぁ、お金が掛かりますねぇ~。高い。

     

    これではウカウカこどもを大学なんぞに行かせてはいられないかも知れないし、お父さんたちの小遣いが減らされることも、ある意味で当然と言えよう。
    飲みにも行けないよなぁ・・・(苦笑)。

     

    我が家は遊朗円さんで2馬力。2人とも仕事をしているが、一方で乱人という「金食い虫」の大学生を抱えているからね。

     

    そうか!良いことを思いついたゾ。乱人には、自分の学費ぐらいFX投資で自分で稼がせればいいのか(笑)。是非ともそうしよう。
    大学に行きたければ、自分で稼ぐのじゃ!(笑)


    為替 遊朗

    2008年10月 7日

    パリでの緊急会合

    週末、英仏独伊の欧州4カ国が金融危機対応の為、パリで緊急会合を開き、共同声明を採択したそうです。

     

    ラフな部分もありましたが、かなり突っ込んだ内容の声明となっていたと個人的には思いました。特に注目したのは、今回の金融危機対応で財政支出が膨らんだ場合、ユーロ圏の財政協定履行を棚上げしてもこの危機を封じ込める姿勢を示した点でした。

     

    日本での金融危機、今回のアメリカの対策とこの金融危機には相当の財政支出が伴う点は明らかです。この点を踏まえ、何をおいても第一にこの金融危機を乗り越える姿勢の表明は大きいと思います。

     

    どこぞの国では、こんな状況にあっても財政均衡目標に拘り、またそれを政局の材料にしようとする動きがあるようですね。それってどうなんでしょうかね?一体どこを見て政治してるんでしょうかね?


    為替 元

    2008年10月 6日

    通貨高の影響はスポーツの世界にも・・・

    すでに1.40ドルを割り込んできたため、「今は昔」という気もするが、ユーロは2005年11月から今年7月の1.60ドル台まで、ほぼ一貫して右肩上がりの展開をたどってきた。
    ちなみに、ユーロ高がはじまった起点は1.16ドル台であり、その間だけで4000ポイントを超える上昇になる。

     

    そんなユーロ高(/ドル安)に加え、潤沢な資金を有するオイルマネーがバックについたこともあり、プロバスケットボールの世界において、有力選手の欧州移籍が相次いでいるようだ。

     

    ご存知の方が少なくないと思うが、バスケットボールの世界最高峰はこれまで「NBA(米プロバスケットボール協会)」と言われてきた。
    しかし、昨年ぐらいから潤沢な資金をバックにした欧州リーグのヘッドハンティングが少なくない。ファンの間では、NBAの地位低下が懸念されている。

     

    有力選手の移籍について一例を挙げると、昨季ホークスがプレーオフに進出した際に大きな貢献を果たしたホープのジョシュ・チルドレスは、今期からギリシャのオリンピコと2,000万ドルの3年契約を結んだ。
    専門誌によると、ホークスも大幅なギャラのアップを提示したが、オリンピコの金額に届かず移籍が決まったとされ、そうした選手は実は少なくない。

     

    一方で幸か不幸か、NBAでトップを張るような選手が欧州リーグに移籍するという例はまだ観測されていない。

     

    しかし、チルドレスやロシアのディナモ・モスクワに移籍したボスジャン・ナックバー(元ネッツ)のような若手のホープによる移籍は、今後NBAの空洞化あるいは地位低下に繋がりかねない面を孕んでいる。実際、サッカーの世界では先行して(?)、すでにそうした現象が現れはじめている。

     

    「たかが為替」--と侮るなかれ、スポーツの世界にも通貨高などの影響はジワリと現れているようだ。


    為替 乱人

    2008年10月 3日

    ちょっと懐具合が…/冠はまだしています

    米・金融安定化法案を巡る曲折だけが原因ではないでしょうが、世界的な信用収縮もあって、このところ右肩下がりが顕著な株価。


    9月末時点での日経平均株価を、半期前の水準と比較してみれば、凡そ1200円程度の下げとなっていますね。

    で、気になってくるのが、各金融機関の保有株含み損益の状況。


    先日、生保系シンクタンクが発表しました国内主要金融機関(主要6銀行グループ・連結ベース)の株式含み損益についての試算レポートをみてみたら…


    どうやら、この半年で、約1兆円の利益を吹き飛ばしながらも、いまだ2.8兆円ほどの含み益があるようです。

    といっても、この懐具合の寂しさは、04年12月以来(この当時は、2.6兆円の含み益)。
    昨年6月末には10兆円の大台に迫る勢いだったことを考えると、ちょっと、ね…。

     

     

    そういえば、別のレポートでは、世界の主要金融機関(銀行・証券)についての「信頼度」を、複数の指標を参考にランク付けしていました。


    それによれば、最高ランクとなる5つ星を獲得したのが、ただ1社!
    ここでは、社名は伏せておきますが、株式時価総額は、日本円で約20兆円です!
    国内最大の時価総額となる三菱UFJフィナンシャルグループの約2倍。
    やはり、時価総額が大きいと安心しますね。

     

    そうそう、それはそうと、前回取り上げたAIG。

    あのロゴ、テレビでちらっと見かけました。

    そう、世界ランキング84位となっている錦織圭選手も出場していた、テニスの大会でです。

    AIGジャパン・オープン

    う~ん、まだ、大会の冠はやっているんですね。


    為替 元

    2008年10月 2日

    ビジネス環境、日本は伸び悩み

    世界銀行と国際金融公社が共同で発表した年次報告書「ビジネス環境の現状」によると、規制緩和の進展度などを比較した総合ランキングで日本は昨年と同じ12位に留まった。

     

    この調査は、世銀などが世界181の国や地域を対象に企業の様々な活動環境を調査したもので、日本の場合には企業の新規参入などの分野で規制緩和がとくに遅れているという。

     

    そんな年次報告書「ビジネス環境の現状」において、日本よりも上位に位置する国を以下で参考までに取り上げてみる。
    1位は3年連続でシンガポール。ベストテンは上位から順にニュージーランド、米国、香港、デンマーク、英国、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ノルウェー--となっている。

     

    前記した順位は、皆さんにとって意外だったろうか?それとも妥当だったろうか?

     

    なお、判断は個人それぞれの判断に委ねたいが、ベストテン以外ではお隣の韓国が23位と日本よりは下だが前年の30位から大きく順位を上げたほか、タイが前年の15位から13位にやはりアップするなどアジア地域の躍進が目に付く。

     

    そして繰り返すがシンガポールは3年連続の1位、同じアジアの香港も4位にランクしている。上位との差が広がるばかりか、下からの突き上げも厳しい--。
    世界から落ちこぼれないよう、さらなる規制緩和などわが国の政府には、迅速かつ的確な対応を望みたい。


    為替 円

    2008年10月 1日

    さよなら、松下

    本日10月1日から、松下電器産業が社名を「パナソニック」に変更します。

     

    1918(大正7)年の創業以来、90年間にわたって創業者である松下幸之助の名前をとった「松下電器」という社名が使われてきましたが、その社名に別れを告げることになるわけです。

     

    『松下』『Panasonic』『National』の3つに分散しているブランドを、今後『Panasonic』に統一し、社名も「パナソニック」に変更することで世界の「パナソニック」を目指すのだそうです。

     

    「パナソニック」の大坪社長は、創業者・松下幸之助氏から引き継いできた経営理念は堅持すると強調。自分の代で社名変更することには、さぞかし抵抗があったことでしょう。

     

    今後の活躍に期待したいですね。ちなみに、変更に伴う総費用は400億円程度だそうです。